2025/07/07 11:54
妙高の里山に広がる「服部米蔵」の田んぼでは、今、中干しの真っ最中です。
中干しとは、田植えからおよそ40〜50日が過ぎたこの時期に、一度田んぼの水を抜いて地面を乾かす作業のこと。
稲の根を鍛え、稲の分げつ(株が増えること)を抑えて、しっかりとした稲を育てるために欠かせない工程です。
地面がひび割れるくらいまで乾かすことで、田んぼに酸素が入り、根が呼吸できるようになります。
さらに、稲の過剰な生育を抑えることで倒れにくくなり、品質のよいお米に育っていくのです。
「水の管理が命」と言われる稲作。
この時期は、毎日のように田んぼの状態と天気を見ながら、微妙な判断が続きます。
晴れの日が続きすぎれば干ばつ、急な雨で再冠水――自然と向き合う繊細な作業の連続です。
この中干しを経て、田んぼはやがて穂を出し、稲の花が咲く「出穂(しゅっすい)」の時期へ。
秋の収穫に向けて、着実に季節が進んでいます。
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